この本の位置づけ

二人のキャラクターが、質問する側と答える側に分かれて交互に話す——いわゆる「ゆっくり解説」「ずんだもん解説」と呼ばれる形式は、堅い内容でも親しみやすく見せられます。シリーズの**入口(フック)**として、まずこの掛け合い動画で興味を持ってもらい、本格的な解説は本編動画へ、というつなぎ方ができます。

本書は、その掛け合い解説動画を、スライド付きで・通しで再現できるようにまとめた実践ガイドです。声は VOICEVOX(無料・ローカル)なので、自分の声のクローンは不要。準備が軽く、ほぼ無償で何本でも作れます。

完成イメージ(画面レイアウト)

┌──────────────────────────────────┐
│           ┌──────────────┐         │   上: スライドを額装(白枠+影)
│           │   スライド    │         │
│           └──────────────┘         │
│ (左)めたん                ずんだもん(右) │   下両端: 立ち絵(発話者=不透明 / 聞き手=半透明)
│        ┌──────────────┐            │
│        │ 話者名+セリフ │            │   下中央: テロップ
│        └──────────────┘            │
└──────────────────────────────────┘

本書の前提:AIエージェントと一緒に作る

姉妹本と同じく、本書も人間が手で打つこともできますが、本来の想定は「コマンドを実行できるAIアシスタント(エージェント)と一緒に進める」ことです。本書のコードと手順は、そのままAIに読ませて実行させられる形にしてあります。

  • AIに任せる部分:台本の整形、合成スクリプトの作成、VOICEVOX呼び出し、ffmpeg合成、コマンド実行。
  • あなた(人間)がやる部分:何を伝える動画にするかを決め、スライドと掛け合いの中身を用意し、出来上がりを確認すること。

「このガイドをAIエージェントに渡し、『この通りに進めて』と頼む」のが基本の使い方です。

姉妹本との使い分け

声のクローンで作る、ナレーション付きスライド動画』が本編(自分の声・落ち着いた解説)なら、本書は入口(二人の掛け合い・気軽)です。スライドや図の作り方は共通なので、姉妹本も合わせて読むと理解が深まります。

それでは、必要な環境から始めましょう。掛け合いは、驚くほど安く作れます。