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IIIF入門 ― 画像を、機関を越えて扱う

画像を機関の垣根を越えて共通のルールで扱う国際標準 IIIF(トリプル・アイ・エフ)を、初学者向けに概念から解説する動画。画像API(領域・サイズ・回転・品質をURLで指定し深く拡大できる)と Presentation API(画像群をまとめるマニフェスト、台紙となるキャンバス)を中心に、どのビューアでも開ける相互運用、機関を越えた見比べ、Web Annotation による注釈、デジタル・ヒューマニティーズでの活用までを図で見る。画像のIIIFとテキストのDTSという対比でも捉えられる。実装の詳細には踏み込まない。

IIIFImage APIPresentation APImanifestMiradorDigital Humanities
⚠ この解説は、AIによる実験的な取り組みです(構成・図・音声合成を含む)。不正確な内容を含む可能性があります。ご利用の際はご注意ください。

掛け合い解説(ずんだもん×四国めたん)

別バージョン

ナレーション解説

章立て

  1. 1

    本編

    読み上げ原稿

    • 0:00画像を、機関を越えて扱う

      皆さん、こんにちは。デジタル・ヒューマニティーズ入門、技術要素シリーズを担当します、なかむらさとるです。この回のテーマは、IIIFです。IIIFは、画像を、機関の垣根を越えて、共通のルールで扱うための、国際的な、取り決めです。デジタル・アーカイブに、深く関わる、技術ですので、初学者の方にも、わかるように、図を交えながら、ゆっくり、見ていきます。特別な予備知識は、なくても、大丈夫です。

      画像を、機関を越えて扱う
    • 0:34この動画について

      はじめに、この動画について、簡単に、ご案内します。この動画は、クリエイティブ・コモンズ(CC)で、公開されている、オープンな教材を、参照しつつ、独自に、構成した、解説です。スライドと、図は、新規に作成し、ナレーションは、本人の声をもとにした、AIの、音声合成で、つくっています。あくまで、実験的な、取り組みですので、内容は、ご確認・ご注意のうえ、ご利用ください。もし、誤りに、気づかれたら、概要欄から、ご指摘いただけると、たすかります。出典と、ライセンスは、動画の最後と、概要欄に、まとめてあります。それでは、本編に、入りましょう。

      この動画について
    • 1:21この回のゴール

      まず、この回のゴールを、確認しておきましょう。大きく、四つです。一つめは、IIIFが、どんな問題を、解こうとしているのかを、自分の言葉で、説明できること。二つめは、画像APIで、画像の、一部や、サイズを、URLで、指し示す、という発想を、説明できること。三つめは、マニフェストが、画像群の、順序や、メタデータを、まとめる、入れ物だと、説明できること。そして四つめは、どのビューアでも、開ける、という、相互運用の、うれしさを、イメージできることです。

      この回のゴール
    • 2:04今日の流れ

      今日の流れです。はじめに、なぜ、IIIFが、生まれたのか、画像が、閉じている、という問題から、見ます。つぎに、画像を、URLで、自由に取り出す、画像API。それから、画像群を、まとめる、Presentation API。そして、どこの画像も、同じ道具で開く、ビューアと、相互運用。最後に、注釈や、デジタル・ヒューマニティーズでの、活用と、はじめの一歩を、紹介します。

      今日の流れ
    • 2:41なぜ IIIF が生まれたのか

      それでは、はじめましょう。まずは、なぜ、IIIFが、生まれたのか。画像が、それぞれの中に、閉じている、という問題から、見ていきます。

      なぜ IIIF が生まれたのか
    • 2:54画像が、それぞれの中に閉じている

      図を、見てください。これまで、多くの場合、画像は、機関ごとに、別々のビューアと、別々の形式で、抱え込まれていました。それぞれは、立派な、仕組みなのですが、形式や、見せ方が、ばらばらだと、こまったことが、起きます。たとえば、別々の機関の、画像を、横に並べて、見比べたい。あるいは、自分の研究で、再利用したい。そう思っても、なかなか、難しい。画像が、それぞれの、中に、閉じてしまっている、というわけです。

      画像が、それぞれの中に閉じている
    • 3:31IIIF = 画像を扱う「共通の約束ごと」

      そこで、登場するのが、IIIFです。図のように、これは、さまざまな機関の、画像を、扱うための、共通の、約束ごとです。画像を、どう配信し、どう記述するかを、みんなで、取り決めておく。すると、その約束に、対応した道具なら、どこの画像でも、同じように、開いたり、並べたり、注釈したりできます。IIIFは、特定の会社の、製品ではなく、図書館や、博物館などが、参加してつくる、国際的な、コミュニティ標準です。

      IIIF = 画像を扱う「共通の約束ごと」
    • 4:10ここまでの整理

      ここまでを、整理します。これまでは、画像が、機関ごとの、ビューアや、形式に、閉じていました。IIIFは、その扱い方を、共通の、約束ごととして、取り決めます。そして、その約束は、エーピーアイ、つまり、やり取りの、取り決めの、集まりから、できています。この回では、特に、基本となる、二つ、画像APIと、Presentation APIを、見ていきます。

      ここまでの整理
    • 4:41画像API

      まずは、画像APIです。一枚の画像を、URLで、好きなように、取り出す、という、お話です。

      画像API
    • 4:52画像の「どこを・どう」をURLで指定する

      図を、見てください。画像APIでは、一枚の、高精細な画像に対して、どこを、どう、取り出すかを、指定できます。指定できるのは、おもに、四つ。どの領域を、切り出すか。どのくらいの、サイズにするか。向きを、回転させるか。そして、品質や、形式を、どうするか。これらを、指定すると、画像全体を、丸ごと、受け取らなくても、欲しい部分だけを、欲しい形で、取り出すことが、できます。

      画像の「どこを・どう」をURLで指定する
    • 5:29URL の形そのものが「注文書」になる

      おもしろいのは、その指定を、どう書くか、です。図のように、領域・サイズ・回転・品質といった、注文を、URLの、並びそのものに、書き込みます。つまり、URLの、形が、そのまま、注文書に、なっているのです。ですから、特別なソフトが、なくても、ブラウザの、アドレス欄に、書くだけで、画像を、呼び出せます。この、わかりやすさが、画像APIの、大きな、魅力です。

      URL の形そのものが「注文書」になる
    • 6:05だから、軽く・深く拡大できる

      この仕組みは、大きな、画像を、深く、拡大したいときにも、生きてきます。図のように、一枚の画像を、細かな、タイルに、分けておき、いま、見えている、部分だけを、必要な、大きさで、読み込みます。だから、たとえ、とても、大きな画像でも、全部を、待たずに、滑らかに、深く、ズームしていけます。古い、地図や、絵巻のような、横に長い資料でも、細部まで、気持ちよく、見られる、というわけです。

      だから、軽く・深く拡大できる
    • 6:41ここまでの整理

      ここまでを、整理します。画像APIは、一枚の画像から、領域・サイズ・回転・品質を、指定して、取り出す、仕組みでした。指定は、URLの、並び、そのもので、ブラウザだけでも、呼び出せる。だから、巨大な画像でも、必要な分だけ、受け取って、深く、拡大できる。ここまでは、一枚の画像の、お話でした。つぎは、画像を、束ねて、扱う、お話に、進みます。

      ここまでの整理
    • 7:18Presentation API

      ここからは、Presentation APIです。たくさんの画像を、マニフェストという、入れ物で、まとめる、というお話です。

      Presentation API
    • 7:30マニフェスト=画像群を束ねる一枚の説明書

      図を、見てください。たとえば、一冊の本は、何十枚もの、ページ画像の、集まりです。これを、ばらばらに、置いておくと、どれが、何ページめか、わからなくなります。そこで、ページの、順序や、タイトル、それに、メタデータを、ひとつの、説明書に、まとめます。これが、マニフェストです。マニフェストは、JSONという、形式で、書かれた、いわば、画像群の、目次つきの、説明書だと、思ってください。

      マニフェスト=画像群を束ねる一枚の説明書
    • 8:05キャンバスという「ページの台紙」

      マニフェストの、中身を、もう少し、見てみましょう。図のように、マニフェストは、キャンバスと呼ばれる、台紙の、並びで、できています。それぞれの、キャンバスは、いわば、一ページ分の、台紙です。その台紙の上に、画像を、貼りつけていきます。そして、あとで、出てきますが、同じ台紙の、特定の場所に、注釈を、重ねることも、できます。画像を、ただ、置くのではなく、台紙という、場所に、位置づけて、扱う。これが、キャンバスの、考え方です。

      キャンバスという「ページの台紙」
    • 8:47ここまでの整理

      ここまでを、整理します。画像APIが、一枚を、どう取り出すか、だとすれば、Presentation APIは、画像群を、どう見せるか、でした。マニフェストが、順序や、タイトル、メタデータを、まとめ、その中身は、キャンバスの、並びでできていて、台紙に、画像や、注釈が、乗る。この二つが、そろうと、画像は、持ち運べる、形に、なります。つぎは、それを、開く側の、お話です。

      ここまでの整理
    • 9:23ビューアと相互運用

      ここからは、ビューアと、相互運用の、お話です。どこの画像も、同じ道具で、開ける、という、IIIFの、いちばんの、うれしさを、見ていきます。

      ビューアと相互運用
    • 9:38一つのマニフェストを、どのビューアでも

      図を、見てください。IIIFに、対応した、ビューアは、いくつもあります。よく知られているのは、Miradorや、Universal Viewer、といったものです。大事なのは、ひとつの、マニフェストを、どの、ビューアでも、開ける、という点です。ある機関が、用意した、マニフェストを、別の人が、自分の、使い慣れた、ビューアで、開く。こうした、付け替えが、できるのが、共通の、約束ごとの、力です。

      一つのマニフェストを、どのビューアでも
    • 10:14機関を越えて、並べて比べる

      この、相互運用が、効いてくる、わかりやすい例が、見比べです。図のように、別々の機関が、公開している、写本の画像を、ひとつの、ビューアの中に、並べて、表示できます。これまでなら、それぞれの、サイトを、行き来して、見比べていたものを、一つの画面に、集めて、ならべられる。離ればなれの、資料を、いわば、机の上に、広げるように、扱える。これが、相互運用の、うれしさです。

      機関を越えて、並べて比べる
    • 10:49画像の「ここ」に、書き込む

      さらに、画像には、書き込みも、できます。図のように、画像の、特定の、領域を、四角で、囲み、そこに、翻刻や、コメントを、結びつけられます。ここは、こう、読める。この人物は、誰それだ。そうした、情報を、画像の、その場所に、ひもづけて、残せるのです。これは、Web Annotationという、これも、広く共有された、共通の仕組みに、もとづいています。だから、注釈もまた、別の道具と、やり取り、しやすくなっています。

      画像の「ここ」に、書き込む
    • 11:30デジタル・ヒューマニティーズでの活用

      デジタル・ヒューマニティーズでも、この力が、生きてきます。図のように、別々の機関の、写本の画像や、翻刻した、テキスト、それに、人物や、地名の、データを、ひとつの、研究の場に、集めてくることが、できます。画像に、注釈を、重ね、関連する、情報と、結び、自分なりの、作業空間を、組み立てていく。散らばっていた、史料を、つなぎ直して、研究の、土台にできる、というわけです。

      デジタル・ヒューマニティーズでの活用
    • 12:08少し、考えてみましょう

      ここで、少し、立ち止まって、考えてみましょう。あなたが、ふだん、扱っている、あるいは、扱ってみたい、画像を、もし、IIIFで、公開できたら、どうでしょう。どんな史料を、誰と、並べて、見比べたいか。画像の、どこに、どんな注釈を、書き込みたいか。よろしければ、ここで一度、動画を止めて、思い浮かべてみてください。

      少し、考えてみましょう
    • 12:39仕組みは器、中身は人が決める

      ここで、いくつか、留意点も、おさえておきましょう。IIIFが、整えるのは、あくまで、配信と、記述の、作法です。画像そのものを、自由に、使ってよいか、という、利用条件は、別に、確認する必要があります。また、メタデータの、質や、何と、何を、並べるかには、研究上の、判断が、入ります。規格は、版を、重ねていますので、細かな点は、一次情報で、確かめると、安心です。つなげられることと、つなぐ意味があることは、別の問い、として、残ります。

      仕組みは器、中身は人が決める
    • 13:26自分で触れてみるなら

      では、自分でも、触れてみたい、と思ったら、どうすれば、よいでしょう。まずは、公開されている、マニフェストの、URLを、見つけて、対応する、ビューアに、読み込ませてみるのが、よい、入り口です。それから、画像APIの、URLの、領域や、サイズの、部分を、書き換えて、結果が、どう変わるか、試してみる。体系的に、学ぶなら、IIIF、公式の、入門や、クックブック、そして、各エーピーアイの、仕様を、読むと、よいでしょう。

      自分で触れてみるなら
    • 14:08まとめ

      今日の、まとめです。IIIFは、画像を、機関を越えて、扱うための、共通の、約束ごとでした。画像APIは、一枚の画像から、領域・サイズ・回転・品質を、URLで、取り出す。マニフェストが、画像群の、順序や、メタデータを、束ね、キャンバスという、台紙に、画像や、注釈が、乗る。だからこそ、どの、ビューアでも、開け、機関を越えて、並べたり、書き込んだりできる。画像を、閉じた、所蔵物から、つなげる、資源へ。そんな、見方を、ひとつ、手にできたのでは、ないでしょうか。

      まとめ
    • 14:59出典・ライセンス

      この動画は、IIIFの、公式仕様を、参照して、作成しました。主なものは、画像API、バージョン三と、Presentation API、バージョン三です。いずれも、IIIF・コンソーシアムにより、クリエイティブ・コモンズ(CC)の、表示ライセンスで、公開されています。スライドと、図は、これらの、概念を、参考にしたうえで、あらためて、新規に、作成したものです。

      出典・ライセンス
    • 15:33ご清聴ありがとうございました

      以上で、IIIFの、入門を、終わります。画像を、機関を越えて、共通のルールで、扱う。その、第一歩を、つかんでいただけたなら、と思います。ご清聴、ありがとうございました。

      ご清聴ありがとうございました