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CIDOC CRM入門 ― 出来事でつなぐ文化遺産データ

文化遺産情報を機関を越えて統合するための共通の参照モデル CIDOC CRM(ISO 21127)を、初学者向けに概念から解説する約15分の動画。『出来事(イベント)中心』の考え方を軸に、クラスと属性で人・モノ・場所・時を結ぶ発想、RDF で表現してリンクトデータに乗ること、共通モデルで横断統合できる利点、Linked Art などのプロファイルまでを図で見る。RDF/リンクトデータ入門の続編。実装の細部には踏み込まない。

CIDOC CRMISO 21127Linked DataCultural HeritageRDFDigital Humanities
⚠ この解説は、AIによる実験的な取り組みです(構成・図・音声合成を含む)。不正確な内容を含む可能性があります。ご利用の際はご注意ください。

掛け合い解説(ずんだもん×四国めたん)

別バージョン

ナレーション解説

章立て

  1. 1

    本編

    なぜ共通モデルか・CIDOC CRM(ISO 21127)・出来事中心・クラスと属性・RDFで表現しLODに乗る・機関を越えた統合・Linked Art等のプロファイル・何を出来事とみなすか(解釈)・始め方

    読み上げ原稿

    • 0:00出来事でつなぐ文化遺産データ

      皆さん、こんにちは。デジタル・ヒューマニティーズ入門、技術要素シリーズ、なかむらさとるの、解説回です。この回の、ナレーションは、合成音声で、お届けします。テーマは、シードック・シーアールエムです。文化遺産の情報を、機関を越えて、つなぎ、統合するための、共通のモデルです。少し、抽象的に、聞こえるかもしれませんが、出来事を中心に、とらえる、という、ひとつの考え方を、図を交えながら、ゆっくり、見ていきます。プログラミングの細かい話には、立ち入りませんので、どうぞ、気楽について来てください。

      出来事でつなぐ文化遺産データ
    • 0:47この動画について

      はじめに、この動画について、簡単に、ご案内します。この動画は、クリエイティブ・コモンズ(CC)で、公開されている、オープンな教材を、参照しつつ、独自に、構成した、解説です。スライドと、図は、新規に作成し、ナレーションは、AIの、音声合成です。この回は、本人の、クローン声では、ありません。あくまで、実験的な、取り組みですので、内容は、ご確認・ご注意のうえ、ご利用ください。もし、誤りに、気づかれたら、概要欄から、ご指摘いただけると、たすかります。出典と、ライセンスは、動画の最後と、概要欄に、まとめてあります。それでは、本編に、入りましょう。

      この動画について
    • 1:41この回のゴール

      まず、この回のゴールを、確認しておきましょう。目標は、大きく、四つです。一つめは、シードック・シーアールエムが、文化遺産情報を、統合するための、共通の、参照モデルだと、説明できること。二つめは、出来事、つまり、イベントを、中心に、データをとらえる、考え方を、説明できること。三つめは、クラスと、属性で、人・モノ・場所・時を、結ぶ、というイメージを、持てること。そして四つめは、共通モデルに、そろえると、機関を越えて、統合できる、ということを、説明できることです。少し、聞き慣れない言葉も、出てきますが、一つずつ、ほどいていきますので、ご安心ください。

      この回のゴール
    • 2:36今日の流れ

      今日の流れです。はじめに、なぜ、共通モデルが、要るのか。つぎに、シードック・シーアールエムの、いちばんの特徴である、出来事を、中心にとらえる、という考え方。それから、クラスと、属性で、人・モノ・場所・時を、結ぶ話。そして、RDFで、表現して、機関を越えて、統合する話。最後に、自分で、始めるための、手がかりを、紹介します。

      今日の流れ
    • 3:12なぜ「共通モデル」が要るのか

      それでは、はじめましょう。まずは、なぜ、共通モデルが、要るのか。データが、ばらばらに、なってしまう、困りごとから、見ていきます。

      なぜ「共通モデル」が要るのか
    • 3:25記述は、機関ごとにばらばら

      図を、見てください。文化遺産の情報は、博物館、図書館、文書館、といった、機関ごとに、別々の、やり方で、記述されています。同じ人物を、指していても、ある機関は、クリエイター、別の機関は、著者、また別の機関は、作成者、というふうに、項目名も、構造も、まちまちです。これでは、機械で、まとめて、横断するのが、難しくなってしまいます。

      記述は、機関ごとにばらばら
    • 3:58共通の「意味モデル」があれば

      そこで、もし、図のように、どの機関も、同じ、意味の、枠組みに、記述を、そろえられたら、どうでしょう。同じものは、同じものとして、扱えるようになり、機関を越えて、データを、横断したり、統合したりすることが、できるようになります。ばらばらだった情報が、ひとつに、つながるのです。

      共通の「意味モデル」があれば
    • 4:23CIDOC CRM ― 文化遺産の共通モデル

      その、共通の、意味の枠組みを、文化遺産の分野向けに、定めたのが、シードック・シーアールエムです。文化遺産の情報を、同じ意味の枠組みで、記述するための、共通の、参照モデル、と考えてください。これは、国際標準、ISO、にいちいちにいなな、としても、定められていて、研究者たちの、コミュニティが、長い時間をかけて、策定し、改訂を、続けています。

      CIDOC CRM ― 文化遺産の共通モデル
    • 4:57ここまでのポイント

      ここで、いったん、整理します。同じ人物や、モノでも、機関ごとに、項目名も、構造も、ばらばらに、なりがちでした。そこで、共通の、意味モデルに、そろえれば、機関を越えて、横断・統合、できる。それを、文化遺産向けに、定めたのが、シードック・シーアールエム、ISO、にいちいちにいなな、でした。では、その、共通モデルは、何を、中心に、データを、とらえるのでしょうか。つぎは、出来事の、話です。

      ここまでのポイント
    • 5:36出来事を中心にとらえる

      ここからは、シードック・シーアールエムの、いちばんの特徴、出来事を、中心にとらえる、という考え方を、見ていきます。

      出来事を中心にとらえる
    • 5:47直接つなぐ / 出来事を間に置く

      図を、見てください。前回の、RDFでは、たとえば、写本と、ホメロスを、作者、という関係で、直接、つないでいました。シンプルですが、これだと、いつ、どこで、という情報を、うまく、加えにくい、という面が、あります。シードック・シーアールエムでは、図の右のように、あいだに、制作という、出来事を、置きます。この、ひと工夫が、大きな、違いを、生みます。

      直接つなぐ / 出来事を間に置く
    • 6:21出来事が、人・モノ・場所・時を束ねる

      出来事を、間に置くと、どうなるでしょう。図のように、制作という、ひとつの、出来事に、だれが、作ったのか、なにを、作ったのか、どこで、いつ、作ったのか、を、まとめて、ぶら下げることが、できます。人、モノ、場所、時が、出来事を、ハブにして、ひとつに、束ねられる。これが、出来事中心、という、考え方です。

      出来事が、人・モノ・場所・時を束ねる
    • 6:51モノ=クラス、関係=属性

      もう少し、用語を、見ておきましょう。シードック・シーアールエムでは、人、モノ、場所、時、そして、出来事といった、もの、を、クラス、と呼びます。そして、図のように、人物に、よって、行われた、制作が、モノを、生み出した、というふうに、クラスとクラスを、結ぶ、関係を、属性、と呼びます。クラスには、クラスを表す、イーという文字と、番号、属性には、属性を表す、ピーという文字と、番号が、付けられています。

      モノ=クラス、関係=属性
    • 7:29ここまでのポイント

      ここまでを、整理します。シードック・シーアールエムは、関係を、直接つなぐのではなく、あいだに、出来事を、置く。ひとつの出来事に、だれが、なにを、どこで、いつ、を、束ねられる。もの、は、クラス、結ぶ、関係は、属性、と呼び、それぞれに、決まった名前が、付く。だからこそ、たとえば、いつ、どこで、作られたか、といったことも、無理なく、書けるのです。この、共通の、書き方が、機関を越えた、つながりを、生みます。

      ここまでのポイント
    • 8:09つないで広げる

      ここからは、つないで、広げる、話です。RDFで、表現して、機関を越えて、統合する、ところを、見ていきます。

      つないで広げる
    • 8:21CRM は RDF で表現できる

      図を、見てください。シードック・シーアールエムは、前回、学んだ、RDF、つまり、主語・述語・目的語の、三つ組で、書き表すことが、できます。ということは、出来事を、中心に、整理した、文化遺産の、データも、そのまま、リンクトデータの、網の上に、乗る、ということです。前回の、つなぐ仕組みと、地続きなのです。

      CRM は RDF で表現できる
    • 8:51同じモデルで、機関を越えて統合

      そうして、同じモデルに、そろえると、どうなるでしょう。図のように、博物館、図書館、文書館の、ばらばらだった、記述も、同じ、シードック・シーアールエムに、そろえれば、機関を越えて、横断的に、検索したり、ひとつに、統合したりすることが、できるようになります。これが、共通モデルの、いちばんの、ねらいです。

      同じモデルで、機関を越えて統合
    • 9:19実際は「プロファイル」で使う

      ただし、実際の、使われ方には、注意が、あります。シードック・シーアールエムは、とても、大きく、抽象的な、モデルなので、そのまま、すべてを、使いこなすのは、簡単では、ありません。そこで、図のように、現場では、用途に合わせて、絞り込んだ、プロファイル、と呼ばれる、形で、使うことが、多いです。たとえば、美術作品の、分野では、リンクトアート、という、プロファイルが、よく知られています。

      実際は「プロファイル」で使う
    • 9:55ここまでのポイント

      ここまでを、整理します。シードック・シーアールエムは、RDFで、表現でき、リンクトデータの、網に、乗る。ばらばらの記述も、同じモデルに、そろえれば、機関を越えて、統合できる。そして、大きく、抽象的なので、実際は、リンクトアートのような、用途別の、プロファイルで、使うことが多い、のでした。仕組みが、見えてきたところで、少し、立ち止まって、考えてみましょう。

      ここまでのポイント
    • 10:29考えてみよう

      ここで、少し、考えてみましょう。あなたが、扱っている資料には、どんな、出来事が、あるでしょうか。作られた、写された、所蔵された、修復された。資料は、いろいろな、出来事を、くぐり抜けて、いまここに、あります。よろしければ、ここで一度、動画を止めて、思い浮かべてみてください。

      考えてみよう
    • 10:55何を「出来事」とみなすか

      いまの、問いには、大事な点が、ひそんでいます。どこを、ひとつの、出来事として、切り出すかは、機械的に、決まるとは、限りません。作られた、写された、修復された。何を、どう、区切るかには、解釈が、入ります。そして、どんな出来事を、立てるかによって、たどれる、つながりも、変わってきます。資料を、モデルに、写しとる作業は、その史料を、どう、読むか、という、すぐれて、人文学的な、営みでも、あるのです。

      何を「出来事」とみなすか
    • 11:34始め方・学ぶには

      では、自分でも、始めてみたい、と思ったら、どうすれば、よいでしょう。まず、触れてみるなら、シードック・シーアールエムの、公式サイトや、入門ドキュメントである、シーアールエム・プライマーが、よい、出発点です。体系的に、学ぶなら、パルテノスの、トレーニング教材に、シードック・シーアールエムの、入門と、実践が、あります。応用を、見たいなら、リンクトアートの、モデルや、各機関の、公開データが、参考になります。つかむコツは、まず、身近な資料を、出来事に、分けて、だれが、なにを、どこで、いつ、を、書き出してみることです。

      始め方・学ぶには
    • 12:22まとめ

      今日の、まとめです。シードック・シーアールエムは、文化遺産情報を、統合するための、共通の、参照モデル、ISO、にいちいちにいなな、でした。いちばんの、特徴は、出来事中心。あいだに、出来事を、置いて、人・モノ・場所・時を、束ねる。もの、は、クラス、関係は、属性で、RDFで、書けて、LODに、乗る。同じモデルに、そろえれば、機関を越えて、統合でき、実際は、リンクトアートなどの、プロファイルで、使う、のでした。データを、線でつなぐ、RDFから、出来事で、文脈ごと、つなぐ、シードック・シーアールエムへ。これも、地続きの、考え方として、つかんでいただけたなら、うれしいです。

      まとめ
    • 13:20出典・ライセンス

      この動画は、海外で、オープンライセンスのもとに、公開されている、教材を、参照して、作成しました。主なものは、パルテノスの、トレーニング教材、シードック・シーアールエム入門で、クリエイティブ・コモンズ(CC)の、表示ライセンスで、公開されています。あわせて、事実確認には、シードック・シーアールエムの、公式サイトや、ISO、にいちいちにいなな、シーアールエム・プライマーも、参照しました。スライドと、図は、これらを、参考にしたうえで、あらためて、新規に、作成したものです。

      出典・ライセンス
    • 14:03ご清聴ありがとうございました

      以上で、シードック・シーアールエムの、入門を、終わります。ばらばらの情報を、出来事を、中心にした、共通のモデルで、とらえ、機関を越えて、つなぎ、統合する。その、考え方の、第一歩を、つかんでいただけたなら、と思います。ご清聴、ありがとうございました。

      ご清聴ありがとうございました