スライドと原稿、そして自分の声のクローンを組み合わせれば、ナレーション付きの解説動画を、一人で・くり返し作れます。本書は、その制作をゼロから最後まで通しで再現できるように、使うツール・コマンド・つまずきどころを順を追ってまとめた実践ガイドです。

撮影や動画編集の経験は要りません。要点は「各工程をテキストとファイルで完結させ、録り直しではなく原稿を直して合成し直す形にする」こと。これにより、修正も、複数本の量産(※本書では「くり返し作る」と表現します)も、ぐっと楽になります。

この本で作れるもの

  • 1枚ずつ画像に書き出したスライド(手描き風の図つき)
  • 自分の声のクローンによるナレーション音声
  • スライドと音声がページ単位でそろった、約15〜20分の解説動画(MP4)
  • YouTube 用のチャプター・概要欄・サムネイル

前提

  • 黒い画面(ターミナル)で、コマンドを 1 行ずつ実行できること。細かい仕組みは分からなくても、写経して動けば大丈夫です。
  • macOS を前提にコマンド例を書いていますが、考え方は他のOSでも同じです。
  • 「コピペで動く完全再現」を目指す本です。動画そのものは別途、概要を15〜20分にまとめた解説動画があります。本書はその詳細版にあたります。

進め方

第3章から第6章までが「作る本筋」(スライド→原稿→声→合成)、第7章から第10章が「質をそろえる工夫」(読み・継ぎ目・複数本・体裁)です。まず本筋を一周して1本を完成させ、その後で工夫の章を取り入れると、迷いません。